無料 · 登録不要
絶対音感とは — そして本当に鍛えられるもの
絶対音感は珍しく、大人になってから身につくことはほとんどありません。一方、音と音の関係を聴きとる相対音感は、何歳からでも鍛えられます。その違いと、今日からできることをまとめます。
絶対音感とは何か
名前が誤解を招きます。「絶対」と聞くと耳の等級が上のように思えますが、実際にはラベル付けの技能に近いものです。耳が一定の周波数に一定の名前を結びつける、ということ。音楽性については何も語らず、優れた音楽家の多くはこれを持っていません。
持ち主があまり口にしない癖もあります。別の調に移した音楽が「間違って」聞こえることがある。古楽で普通に使われる A=415 Hz の楽器が、本当に弾きづらく感じられることもあります。
絶対音感と相対音感
絶対音感 — 名前を当てる
音がひとつあれば足ります。聴けば名前が分かる。比べる相手も基準音も要りません。まれな能力で、幼いうちに形づくられ、研究が示すかぎり、後から確実に身につくものではありません。
相対音感 — 関係を聴く
聴きとるのは距離です。この音はあの音の五度上、この和音は短調、この旋律は一歩上がる。どこから始めても働き、舞台で音楽家が実際に使っているのはこちらです。そして何歳からでも鍛えられます。
大人になってから絶対音感は身につくのか
よい知らせは、絶対音感が音楽家の良し悪しを決める力ではないということです。曲を耳で写す、耳で弾く、正しい音程で歌う、コード進行の上でアドリブする、バンドが下がってきたのに気づく — どれも相対音感の仕事で、相対音感は十五歳でも三十歳でも六十歳でも、練習すれば伸びます。
だから役に立つ問いは「どうすれば絶対音感が手に入るか」ではなく、「どうすれば関係をより速く、より正確に聴けるか」です。こちらには答えがあります。
本当に鍛えられるもの
耳のトレーニングアプリはたいてい同じ形です。音が鳴り、四つのボタンから選ぶ。これは聴き分けの練習にはなりますが、あてずっぽうでも当たります。そして自分の音が実際どこに着地したかは決して見えません。
私たちは逆にしました。あなたが歌う、あるいは弾く。すると円が、出した音・音階上の度数・何セントずれているかを示します。五度を声で当てるのは、一覧から選ぶよりずっと難しい — そしてその力こそ、楽器に持ち越せるものです。
歌って、着地点を見る
マイクがあなたの声を拾い、円が音名とセント単位のずれを示します。すぐに返ってくる、ごまかしのきかない反応 — 隠れられるボタンはありません。
音程・和音・音階
練習では実際の音程・和音の性格・旋法が鳴り、答え合わせまで行われます。これが本来の相対音感 — 練習を続けるかぎり伸び続ける部分です。
音名だけでなく、度数で
円は音を、調の中の度数として示します — 主音、属音、導音。曲の途中で音楽家が考えているのはこの形で、どの調にも移し替えられるのもこちらです。
よくある質問
音楽は、関係が聴こえたところから始まる
音程と度数が抽象でなくなると、その先に和声が現れます。メロディをスタジオへ持ち込み、その下にコードが立ち上がるのを見てください — その並べ方の考え方は Partimento が説明します。