ドミナントサーティーンス b9
13b9
0 - 4 - 7 - 10 - 13 - 21Dom13 with minor 9th
ドミナントサーティーンス b9について
サーティーンス・フラットナインス(C13♭9)は、変化した音とナチュラルな音を組み合わせた属和音です。構成音はド・ミ・ソ・シ♭・レ♭・ラ。短九度と長十三度の同居はディミニッシュスケールの印で、歌ものにもジャズにも深く根づいています。
構成音と度数
度数は 1 – 3 – 5 – ♭7 – ♭9 – 13 です。ナインスが半音下がり、十三度は長のまま。ディミニッシュスケールが与えるこの組み合わせは、ほかの調的な音階からは出てきません。
演奏では三度・七度・短九度・十三度で足ります。五度とルートはベースが担当します。五音以上の和音では共通の分担です。
押さえ方
ギターでは x32325 でド・ミ・シ♭・レ♭・ラ。この楽器で最も上品な形のひとつで、覚える価値があります。短調の和音の前に書かれたどの属和音とも差し替えられます。
ピアノでは短九度をルートから離し、十三度を頂点に。そうすると二つの緊張が打ち消し合わずに別々に聞こえます。
ディミニッシュスケールの対称性
対応する音階は半音と全音の交替で、三半音ごとに繰り返します。したがって同じ音階が四つの属和音に使え、同じ配置をずらしても材料は変わりません。
ギタリストやピアニストはこれを機械的に利用します。ひとつの形を覚えれば四つ分になる。ディミニッシュセブンスを便利にしているのと同じ経済です。
日本の演奏で
短調へ向かう場面の定番の属和音で、歌謡曲、劇伴、ジャズに共通します。これらを伴奏する人は、名前を意識せずに使っていることが多い和音です。
コード譜にはたいてい G7 としか書かれません。短九度と十三度を足すのは様式にかなった読み方であり、伴奏者の創作ではありません。
よくある質問
C13♭9 の構成音は?
ド・ミ・ソ・シ♭・レ♭・ラです。ギターでは x32325。
短九度と長十三度は同居できますか?
できます。その組み合わせこそディミニッシュスケールの特徴です。
どこで最もよく使いますか?
短調のトニックへ向かう手前の属和音としてです。