メジャートライアド
0 - 4 - 7Root + major 3rd + perfect 5th
メジャートライアドについて
メジャートライアド(長三和音)は、ルート・長三度・完全五度の三つの音でできた和音です。Cなら構成音はド・ミ・ソで、コードネームは C の一文字だけ。西洋和声の基準となる響きであり、ほかのすべての和音はこの和音との違いで説明されます。
構成音と度数
度数は 1 – 3 – 5、半音で数えると 0 – 4 – 7 です。下に長三度(四半音)、その上に短三度(三半音)が積まれます。二つの三度の順序を入れ替えるとマイナートライアドになり、外側の完全五度はどちらでも変わりません。
この三音は 4:5:6 という比にほぼ一致します。弦が振動したときに最初に現れる倍音の関係そのもので、だからメジャートライアドは三つの音ではなく一つの響きとして溶け合い、曲を終わらせても何も残さないのです。
ギターとピアノでの押さえ方
ギターのオープンCは x32010。A(x02220)、G(320003)、E(022100)、D(xx0232)と合わせて CAGED と呼ばれる五つの型になり、どれもバレーで移動すれば同じ和音が指板上の五か所で作れます。
ピアノでは白鍵三つ。ルートから四半音、そこから三半音と数えれば、どの音を root にしても同じ形が作れます。最初に覚える和音であり、最後まで使い続ける和音でもあります。
転回形とスラッシュコード
同じ三音は三通りに積めます。ド・ミ・ソが基本形、ミ・ソ・ドが第一転回、ソ・ド・ミが第二転回。和音の名前も役割も変わらず、変わるのは最低音とそれに伴うつながりの滑らかさです。
コードネームではスラッシュで書きます。C/E はミがベースにあるCのこと。ベースが順次進行で動くと、上の和音を変えなくても曲が動いて聞こえます。
調の中での位置
長調では第一・第四・第五音度にメジャートライアドが立ちます。ハ長調なら C・F・G で、これがトニック・サブドミナント・ドミナントという三つの機能です。多くのポップスはこの三つだけで進みます。
短調では第三・第六・第七音度に現れ、導音を上げれば第五音度にも立ちます。つまりメジャートライアドがあるからといって、その曲が長調とはかぎりません。
メジャーとマイナーは一音違い
ハ長調の和音はド・ミ・ソ、ハ短調はド・ミ♭・ソ。三度を半音下げるだけで名前も色も役割も変わり、ルートと五度はそのまま残ります。
表記は非対称です。アルファベット一文字なら必ずメジャー、マイナーには小文字の m が付きます。文字のあとに続く数字にも注意が必要で、C7 はドミナントセブンス、Cmaj7 は長七度を持つ別の和音です。
よくある質問
Cコードの構成音は?
ド・ミ・ソ、つまりルート・長三度・完全五度です。ギターの押さえ方は x32010。
C/E はどういう意味ですか?
ミを最低音にしたCコード、つまり第一転回形です。構成音は同じで、ベース音だけが変わります。
三和音という言葉は和音以外にも使われますか?
はい。着信メロディの分野では同時に鳴らせる音数を指すことがあり、検索では音楽理論の三和音と混ざります。