メジャーセブンス #11
maj7#11
0 - 4 - 7 - 11 - 18Major7 + augmented 11th (Lydian) — без 9th
メジャーセブンス #11について
メジャーセブンス・シャープイレブンス(Cmaj7♯11)は、静止した和音にファ♯を加えた形です。構成音はド・ミ・ソ・シ・ファ♯。リディアン、つまり四度を上げた長音階を、ひとつの和音として言い切ったものです。
構成音と度数
度数は 1 – 3 – 5 – 7 – ♯11、半音では 0 – 4 – 7 – 11 – 18 です。上げることは飾りではなく条件で、完全十一度なら長三度の半音上に来て三度を消してしまいます。
半音上げれば三度からは全音の距離になり、邪魔をしなくなります。禁じられた音が、和音の中で最も色の濃い音に変わります。
和音がそのままモード
五つの音はリディアン音階を描きます。Cmaj7(♯11) を弾くことはモードを塊で言うことであり、その上でのアドリブがほとんど自動的に決まるのはそのためです。
長音階の中では第四音度に生まれます。ト長調の第四音度はドで、ファ♯は調の音です。つまり増十一度はいつも借り物というわけではありません。
押さえ方
ギターでは x32402 でド・ミ・シ・ファ♯が鳴り、五度は省きます。変化した音は高い弦に置きます。低い位置だと五度と紛れ、効果が消えます。
ピアノでも同じで、三度と増十一度の距離が広がりを作ります。詰めて置くと濁るだけになります。
合わない場面
はっきりした調性の曲の第一音度に置くと、中心がずれて聞こえます。増十一度が「本当のトニックは完全五度下だ」と示唆するためで、素朴なアレンジでは調の間違いのように響きます。
つまり選択はレパートリー次第です。ジャズやインストゥルメンタルでは自然に収まり、歌ものでは Cmaj9 が同じ役割を副作用なしに果たします。
よくある質問
Cmaj7♯11 の構成音は?
ド・ミ・ソ・シ・ファ♯です。ギターでは x32402、五度は省きます。
なぜ十一度を上げるのですか?
完全十一度は長三度の半音上にあり、三度の働きを打ち消してしまうからです。
いつも借用和音ですか?
いいえ。長調の第四音度では、増十一度は調の中の音です。