マイナーサーティーンス
m13
0 - 3 - 7 - 10 - 14 - 21Minor11 + major 13th
マイナーサーティーンスについて
マイナーサーティーンス(Cm13)は、マイナーセブンスを十三度まで拡張した和音です。構成音はド・ミ♭・ソ・シ♭・レ・ラ。短三和音の上の長六度はドリアンの印であり、この和音を普通のマイナーから分けているのもその音です。
構成音と度数
度数は 1 – ♭3 – 5 – ♭7 – 9 – 13 です。和音は短でも十三度は長で、短三度と長六度というこの組み合わせが、短音階の中でドリアンを定義しています。
演奏ではルート・三度・七度・十三度で足ります。五度とナインスは、指や楽器が余ったときに入ります。
押さえ方
ギターでは x31335 で、十三度が一弦に来ます。速い持ち替えの伴奏向きではなく、高い音域と鳴らす時間のあるテンポで生きるアレンジ用の和音です。
ピアノでも配置は同じ考え方で、ラを頂点に置きます。低く置くと六度と紛れ、ドリアンの色が消えます。
ドリアンであってエオリアンではない
自然短音階では六度が半音低く、短三和音の上には乗りません。ド・ミ♭・ラ♭は閉じた響きになり、和声としては別の和音に読まれます。だからこの和音はドリアンに属します。
アドリブでは実際的な意味を持ちます。Cm13 の上ではドリアンを使い、自然短音階を当てると、和音の中で最も露出している音とぶつかります。
どこに現れるか
インストゥルメンタルのアレンジや、静止したモーダルな場面です。動かない和声に色が要るとき、管楽器のセクションが繰り返しのベースの上で鳴らす和音がこれにあたります。
歌もののコード譜にはまず出てきません。Cm7 と書かれ、拡張はアレンジャーが足します。Cm13 と書いてあれば、それはスコアであってコード譜ではありません。
よくある質問
Cm13 の構成音は?
ド・ミ♭・ソ・シ♭・レ・ラです。ギターでは x31335。
マイナーなのに十三度は長ですか?
長です。短三度の上の長六度で、ドリアンを特徴づける組み合わせです。
どのスケールを使いますか?
ドリアンです。自然短音階は六度が低く、和音の目立つ音とぶつかります。