マイナーアドイレブン
madd11
0 - 3 - 7 - 17Minor + perfect 11th
マイナーアドイレブンについて
マイナーアドイレブンス(Cm(add11))は、マイナートライアドに十一度を加え、七度を含まない和音です。構成音はド・ミ♭・ファ・ソ。短三度の上では衝突が起きないため、長三和音では難しいこの拡張が素直に使えます。
構成音と度数
度数は 1 – ♭3 – 5 – 11 で、十一度をオクターブ上に置けば半音では 0 – 3 – 7 – 17 です。七度がないので、和音は色の付いたマイナートライアドのままです。
長調版との差は決定的です。Cadd11 では十一度が長三度をかすめますが、ここでは和音を広げるだけ。だから短調版のほうがずっとよく使われます。
押さえ方
ギターでは x-3-3-5-4-x でド・ファ・ド・ミ♭。開放弦を使う Am(add11) と Em(add11) はほとんど自然にできます。
ピアノでは十一度を短三度の上に置きます。下に置くと別の和音の転回形として読まれ、意図が消えます。
どこで使うか
開放弦の多いクリーンギターの伴奏と、七度を入れずに広がりがほしい鍵盤のパッドです。響きは開いて動かず、長い区間に向きます。
多くは弾いているうちに生まれます。マイナーコードの移動中に一本の弦が残り、十一度が勝手に加わる形です。コード譜はそこまで書きません。
十一度か四度か
短三度が残って十一度が加われば add11、ファが三度の位置を取れば Cmsus4 で、三度がない以上それはもうマイナーではありません。
ギターでは六本の弦に散るので差が曖昧になります。音が近くに並ぶピアノでは、その違いがすぐに分かります。
よくある質問
Cm(add11) の構成音は?
ド・ミ♭・ファ・ソです。ギターでは x-3-3-5-4-x。
なぜ長調版より使いやすいのですか?
短三度の上では十一度が一音半離れ、長三度で起きる半音の衝突が生じないからです。
七度は入りますか?
入りません。十一度を加えたマイナートライアドで、静止した和音のままです。