マイナーアドツー
madd2
0 - 2 - 3 - 7Minor + major 2nd
マイナーアドツーについて
マイナーアドツー(Cm(add2))は、短三度のすぐ隣に二度を置いた和音です。構成音はド・レ・ミ♭・ソ。レとミ♭は半音差で同時に鳴り、この一覧の中で唯一、密集そのものを目的に組み立てられた和音です。
構成音と度数
度数は 1 – 2 – ♭3 – 5、半音では 0 – 2 – 3 – 7 です。二度はオクターブ内に加えられ、ナインスまで上げません。その位置がこの和音の性格そのものです。
レをオクターブ上げれば Cm(add9) になり、開いた普通の響きになります。下に残せば摩擦が生まれ、この表記を選ぶ人はそれを望んでいます。
押さえ方
開放弦で扱いやすいのは Em(add2)、024000 で、ファ♯とソが隣り合って鳴ります。Cでは押さえにくく、実際には鍵盤で弾かれることがほとんどです。
ピアノでは低い音同士をあえて近づけます。密集をやわらげる配置は存在せず、広げてしまえば別の和音を書いたことになります。
どこで使うか
ピアノや弦のテクスチャー、劇伴、現代的なアレンジです。機能ではなく色で、和音はマイナートライアドのままなので動きを要求しません。
日本語の歌本には出てきません。ギターの録音でこの響きが聞こえるなら、たいていはポジション移動の途中で開放弦が残った結果です。
add2 と sus2 の違い
Cm(add2) は短三度を残してレを隣に置きます。Csus2 は三度をレに置き換え、調性を失います。一音の差が、張り詰めた密集と開いた中立の分かれ目になります。
だから前者は特殊な用途にとどまり、後者はどこにでもあります。ひとつは効果で、もうひとつは伴奏です。
よくある質問
Cm(add2) の構成音は?
ド・レ・ミ♭・ソです。
Cm(add9) との違いは?
同じ音の高さです。add2 ではレが短三度の隣、add9 ではオクターブ上にあります。
どこで使いますか?
鍵盤や弦のテクスチャー、劇伴など、密集した響きそのものが目的の場面です。