マイナーアドナイン
madd9
0 - 3 - 7 - 14Minor + major 9th (no 7th)
マイナーアドナインについて
マイナーアドナインス(Cm(add9))は、マイナートライアドにナインスを加え、七度を含まない和音です。構成音はド・ミ♭・ソ・レ。短三度の上の長九度という対比を、ポップスやロックは質感として使い、古い和声は避けてきました。
構成音と度数
度数は 1 – ♭3 – 5 – 9、半音では 0 – 3 – 7 – 14 です。七度がないので和音はマイナートライアドのままで、ナインスは色であって機能ではありません。
ナインスと短三度の間は全音しかなく、対応する Cm9 よりも張りがあります。この抑えられた緊張こそが、質感として重宝される理由です。
押さえ方
ギターでは x31033 でド・ミ♭・ソ・レ・ソ。開放弦を使う仲間は Em(add9) と Am(add9) で、開放のマイナーコードに指を一本足すだけで作れます。
ピアノではナインスを短三度から十分に離します。近いと弾き間違いのように響き、離せば求めていた浮遊感になります。
どこで使うか
高い音域の伴奏、開放弦、リバーブという組み合わせです。ロックやポップスのクリーンギターがイントロの土台に使い、効果は重さのない広がりになります。
バラードや鍵盤のパッドでも役割は同じで、長く置くマイナーコードに色を足します。七度がないので動きを示唆しません。
Cm(add9) と Cm9
Cm(add9) は四音で七度がありません。Cm9 は五音で、短七度が五度とナインスの間を埋めるぶん柔らかく響きます。
選択はジャンルの問題です。ジャズやボサノヴァは七度入りを、ポップスやロックは add9 を取ります。入れ替えると和声は同じでもアレンジの出自が変わります。
よくある質問
Cm(add9) の構成音は?
ド・ミ♭・ソ・レです。ギターでは x31033。
Cm9 との違いは?
七度です。Cm9 はシ♭を含んで柔らかく、add9 はナインスと短三度の張りを保ちます。
どのジャンルで多いですか?
ポップス、ロック、バラードです。高い音域の伴奏の質感として使われます。