パワーコード(オクターブ付き)
5
パワーコード
3音音程:
0 - 7 - 12Root + perfect 5th + octave
パワーコード(オクターブ付き)について
オクターブ付きのパワーコードは、五度にルートをオクターブで重ねた形です。構成音はド・ソ・オクターブ上のド、表記は C5。二音のパワーコードより情報が増えるわけではなく、ただ大きく響く。それがこの形の存在理由です。
構成音と度数
度数は 1 – 5 – 8、半音では 0 – 7 – 12 です。三つの音で、実際の高さは二種類。足された音はルートのオクターブ上です。
三度がないので調性は決まりません。オクターブはルートを補強するだけで、その結果として音が太くなり、バンドの中で埋もれにくくなります。
押さえ方
ギターでは五弦ルートの x355xx が標準で、指の形を変えずに指板全体を移動できます。
六弦ルートなら同じ形が八フレットに来ます。この二つで楽器全体をカバーでき、ロックギターを弾く人が最初に覚える形のひとつです。
なぜルートを重ねるのか
歪ませたときの体感的な音量は、少数の周波数にどれだけエネルギーが集まるかで決まります。オクターブの重複はすでにある場所にエネルギーを足すので、濁らずに重さだけが増えます。
だから重いロックでは三音版が主流で、速いパッセージでは二音版が選ばれます。前者は大きく、後者は粒立ちがよいという違いです。
下げたチューニングで
六弦をDに下げた変則調弦や半音下げでは、ルートと五度が隣り合う弦の同じフレットに来るため、この形はさらに押さえやすくなります。
重いジャンルでこうした調弦が広まった理由のひとつがこれです。三音の和音が指一本のバレーになり、リフの速度で持ち替えられます。
よくある質問
オクターブ付きパワーコードの構成音は?
ド・ソ・オクターブ上のドです。ギターでは x355xx。
普通のパワーコードと違いますか?
大きさだけです。高さの種類は同じで、ルートが二回鳴ります。
長調ですか、短調ですか?
どちらでもありません。鳴っている高さはルートと五度の二種類だけで、三度は含まれません。