ディミニッシュセブンス
dim7
0 - 3 - 6 - 9Diminished triad + diminished 7th
ディミニッシュセブンスについて
ディミニッシュセブンス(C°7)は、短三度を三つ積み重ねた和音です。構成音はド・ミ♭・ソ♭・ラ。オクターブを四等分する完全に対称な和音で、その性質が使い勝手のすべてを決めています。
構成音と度数
度数は 1 – ♭3 – ♭5 – ♭♭7、半音では 0 – 3 – 6 – 9 です。最後の音は正しくは減七度で、Cならシの重変ですが、実際にはラとして読み、ラとして弾きます。
内部には交差する二つのトライトーンがあり、休む音がありません。この緊張の飽和が、この和音がつねに通り道に聞こえて目的地に聞こえない理由です。
三種類しかない
音程がすべて等しいので、転回してもまた同じ構成音のディミニッシュセブンスになります。C°7・E♭°7・G♭°7・A°7 は同じ音の集まりで、結果として異なる和音は三つしか存在しません。
ギターでは珍しい利点になります。ひとつのフォームを三フレットずつ移せば同じ和音が得られ、移調は指をずらすことと同義になります。
半音の橋渡し
最も多い用法は隣り合う度数をつなぐことです。C・C♯°7・Dm のように、ベースが半音で上がり、和声に中間の段が生まれ、調は離れません。
歌謡曲からジャズまで広く使われた形で、いまではむしろ時代の音として聞こえます。使いすぎると調がぼやけるので、ひとつのセクションに一度が目安です。
属和音との親戚関係
C°7 は A7(♭9) からルートを取り除いた音と同じです。だから属和音の代わりに置け、逆も成り立ちます。どちらとして聞こえるかはベース次第です。
対称なので、ひとつのディミニッシュが四つの属和音に対応します。この使い回しの広さが、経過和音としての便利さの正体です。
よくある質問
C°7 の構成音は?
ド・ミ♭・ソ♭・ラです。ギターでは x3424x。
なぜ三種類しかないのですか?
オクターブを四等分するためです。転回しても同じ音の集まりで、三組で十二音すべてを覆います。
どこへ解決しますか?
四方向に同時に対応します。どれだったかは次の和音が決めます。