ドミナントセブンス b9
7b9
0 - 4 - 7 - 10 - 13Dom7 with minor 9th
ドミナントセブンス b9について
セブンス・フラットナインス(C7♭9)は、属和音に半音下げたナインスを加えた和音です。構成音はド・ミ・ソ・シ♭・レ♭。短調の和音を準備する暗い属和音で、その内部にはディミニッシュセブンスがまるごと隠れています。
構成音と度数
度数は 1 – 3 – 5 – ♭7 – ♭9、半音では 0 – 4 – 7 – 10 – 13 です。短九度はルートの半音上にあり、その衝突をオクターブ上に置くことで、抑制された鋭さが生まれます。
ルートを取り除くと、ミ・ソ・シ♭・レ♭が残ります。これはディミニッシュセブンスそのもので、二つの和音が容易に入れ替わる理由がここにあります。
押さえ方
ギターでは x3232x でド・ミ・シ♭・レ♭が鳴ります。五度は例によって省かれ、意味のある四音が残ります。
ピアノでは短九度をルートから十分に離します。同じ音域に並べると短二度の衝突が耳を奪い、オクターブ離せば求めていた色になります。
どこへ引くか
主に短調の和音へ。Dm7(♭5)・G7(♭9)・Cm というカデンツが短調の定型で、属和音の短九度は、これから来るトニックの短三度を先取りしています。
長調の和音の前で使ってはいけないわけではありません。歌ものではよくあり、より劇的になります。判断はメロディで、長九度を通る旋律なら変化音は入れません。
ひとつの属和音、四つのディミニッシュ
内部のディミニッシュが対称なので、C7(♭9) は四つの属和音と親戚関係にあります。だからひとつのディミニッシュがあちこちで経過和音として使えるのです。
伴奏では自由度になります。ディミニッシュを短九度付きの属和音に差し替えても、変わるのは最低音だけなので、誰も気づきません。
よくある質問
C7♭9 の構成音は?
ド・ミ・ソ・シ♭・レ♭です。ギターでは x3232x、五度は省きます。
なぜ短調の前に向くのですか?
短九度が、次に来るトニックの短三度の色を先取りするからです。
本当にディミニッシュを含んでいますか?
はい。ルートを除いた四音がディミニッシュセブンスになります。