メジャーセブンス
maj7
0 - 4 - 7 - 11Major + major 7th
メジャーセブンスについて
メジャーセブンス(長七の和音)は、メジャートライアドに長七度を重ねた和音です。Cならド・ミ・ソ・シで、表記は Cmaj7。七度はオクターブのすぐ半音下にあり、その短い摩擦がこの和音特有の明るい響きを生みます。
構成音と度数
度数は 1 – 3 – 5 – 7、半音では 0 – 4 – 7 – 11 です。長七度はオクターブの半音下に位置します。ルートに触れるほど近く、しかし間違いには聞こえない距離です。
この音をシ♭に替えるとドミナントセブンスになり、機能はまったく逆になります。留まる和音と進みたがる和音を分けるのは半音ひとつで、調性和声の中でこれほど小さな差で大きく変わる例はほかにありません。
押さえ方
ギターでは x32000 が定番で、オープンCから二弦の指を離すだけです。押さえる指が一本減るので、初心者向けの教本にも早い段階で出てきます。
バレー型は x35453。ピアノでは左手がルート、右手が三度・七度、そしてほとんどの場合ナインスまで重ねます。長七度がナインスなしで鳴る録音はむしろ少数派です。
調の中での位置
長音階の第一音度と第四音度に生まれます。ハ長調なら Cmaj7 と Fmaj7。どちらも安定した和音で、耳はこの二つの違いから調の中心を判断しています。
短調では第三音度と第六音度に現れます。イ短調の曲が Cmaj7 で終わっても調から外れてはいません。その和音は調の中にあり、ただトニックではないだけです。
カタカナ表記と読み
日本語ではメジャーセブンスというカタカナ名が定着していて、検索でもコードネームと同じくらい使われています。表記としては Cmaj7、CM7、C△7 が併存します。
紛らわしいのは CM7 で、大文字の M はメジャーセブンスを意味します。小文字の m はマイナーなので、Cm7 とは別の和音です。手書きの譜面では特に注意が要ります。
なぜこう響くのか
長七度とオクターブの半音差が明るさの正体であり、同時に配置の制約でもあります。七度はルートから離して上に置くのが基本で、近づけると濁ります。
ギターのオープンフォームが効くのはそのためです。七度が一弦に来るので、ぶつからずに色として鳴ります。
よくある質問
Cmaj7 の構成音は?
ド・ミ・ソ・シです。ギターの押さえ方は x32000。
Cmaj7 と C7 の違いは?
七度です。Cmaj7 はシで安定し、C7 はシ♭でトライトーンを含み、次の和音を呼びます。
CM7 と Cm7 は同じですか?
違います。大文字のMはメジャーセブンス、小文字のmはマイナーです。