メジャーセブンス b5
maj7b5
0 - 4 - 6 - 11Major + diminished 5th + major 7th (Lydian flavour)
メジャーセブンス b5について
メジャーセブンス・フラットファイブ(Cmaj7♭5)は、完全五度を減五度に置き換えた和音です。構成音はド・ミ・ソ♭・シ。リディアンの色を持つ四音の和音で、実際には五度を省いた Cmaj7♯11 とほぼ同じものです。
構成音と度数
度数は 1 – 3 – ♭5 – 7、半音では 0 – 4 – 6 – 11 です。減五度は増十一度の異名同音で、耳には区別できません。区別しているのは表記だけです。
完全五度がないので中心を失い、リディアン特有の浮遊が生まれます。同時に長七度が上にあるおかげで、静止した和音としても読めます。
この表記が正しい場面
五度が本当に鳴っていないときです。ギターやピアノの四音の配置では、ルート・三度・変化音・七度しか入りません。
文脈が完全にリディアンで五度も使えるなら、正しい表記は Cmaj7♯11 です。あちらは追加、こちらは置換を意味します。似て聞こえても紙の上では別物です。
押さえ方
ギターでは x-3-2-4-x-2 でド・ミ・シ・ファ♯。Cmaj7♯11 と同じ形になるのは、楽器がどのみち五度を落とすからです。
ピアノなら区別できます。完全五度があれば ♯11、なければ ♭5。書かれたアレンジではこの選択が記され、耳にも届きます。
どこに現れるか
インストゥルメンタルと、和音ごとに四音を積む書法です。ジャズギターの譜面ではむしろ標準になります。
歌ものの譜面では稀で、リディアンの色は ♯11 と書くのが日本でも定着しています。
よくある質問
Cmaj7♭5 の構成音は?
ド・ミ・ソ♭・シです。ギターでは x-3-2-4-x-2。
Cmaj7♯11 との違いは?
完全五度です。こちらは置き換え、あちらは変化音を足したうえで五度も残せます。
同じに聞こえますか?
五度を省く楽器では同じです。声部数の足りる編成では違いが出ます。