岩戸
1 - 4 - 1 - 4 - 2岩戸について
岩戸(いわと)は 1 b2 4 b5 b7、日本のペンタトニックで最も暗く、主音の上の半音と減5度を持ちます。名は天照大神がこもった天岩戸に由来し、装飾ではなく響きを言い当てた名です。
立つ場所が無い
完全5度を減5度に置き換えているので、この一覧の前半にあるブルースマイナーと同じく、主音の上に安定した音程を一つも持ちません。下げた2度と合わせると、主音を支えるものが音階の中に何も残りません。主音は反復かドローンで保たれ、音程では決して保たれません。
だからこの群で最も暗くなります。陰旋には完全5度があり、平調子にもあります。岩戸は3度も5度も手放し、残るのはほとんど緊張だけです。
同じ素材の転回
岩戸は平調子の集合の転回です。同じ音程を別の位置から読んだものにすぎません。これは半音を含まない五つのペンタトニックが互いに持つ関係を、半音を含む陰の内部に当てはめたもので、日本のペンタトニックが並列の一覧ではなく一族として響く理由です。
実際上は、一つの形がいくつもの名を覆うということです。変わるのは音楽がどの音を家として扱うかで、この種の音階ではそれを決めるのは和声機能ではなくドローンや最低弦です。
どう使うか
本来の曲では平調子と並ぶ調弦由来の旋法として現れます。西洋での用法は不穏さのためです。ホラーやスリラー、無調にならずに解決しない状態を要する場面。五音は調性を保つには十分で、安心させるには少なすぎます。
和声に対しては、減5度がすでに含まれているハーフディミニッシュやオルタード系の和音に乗ります。そこでは侵入ではなく所属です。
取り違えと隣
陰旋とは一音だけ違い、その一音は5度か減5度かです。平調子とはそもそも転回の関係にあります。この混同は理解できるもので害も少なく、実務で効くのは完全5度があるかどうかの一点です。
この一族の外で響きが最も近いのはロクリアンで、あちらも完全5度を欠き下げた2度を持ちます。岩戸はその響きから二音を取り去って残るものです。
よくある質問
岩戸とはどんな音階ですか
日本のペンタトニックで 1 b2 4 b5 b7。Cなら C D♭ F G♭ B♭ です。
なぜこれほど不安定なのですか
完全5度も3度も無いため、主音を支える音程が一つもないからです。
平調子との関係は
同じ音程集合を別の音から読んだ転回です。
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