メジャーペンタトニック
2 - 2 - 3 - 2 - 3メジャーペンタトニックについて
メジャーペンタトニックはメジャースケールから第4音と第7音を抜いた五音です。1 2 3 5 6。半音がひとつもなく、解決を求める音もありません。この「無い」ことが要点で、どの音もトニックの和音の上に落ち着くため、アドリブの最初に手渡される音階になっています。
二音抜くと何が起きるか
メジャースケールの第4音は第3音へ落ちたがり、第7音は主音へ上がりたがります。どちらも半音で、どちらも義務を作ります。この二つを抜くと音階の中に全音より狭い間隔が無くなり、必然的な経過音というものが消えます。どの音で止めても着地に聞こえます。
だからこの音階は許します。メジャーの和音の上では外れる音が無く、自分のしていることが聴き取れる前から弾けます。代償は同じことの裏側で、緊張が無いので解放も無く、これだけで長く弾くと起伏が平らになります。
同じ五音、五つの名前
メジャーペンタトニックを回すとマイナーペンタトニック、エジプシャン、ブルースマイナー、ブルースメジャーになります。五つの音階ではなく、一つの音階を五つの位置から読んだものです。七つのダイアトニック旋法が一つの音階の七通りの読みであるのと同じで、Cメジャーペンタトニックと Aマイナーペンタトニックの構成音は C D E G A で完全に同じです。
これを知ると練習量が半分になります。指板の形は一つ、音は五つ、性格を決めるのは下で鳴っているベースです。五つを別々に覚える人は同じものを五回覚えていることになります。
どこで鳴っているか
互いに接点の無い民謡の伝統がいくつも同じ五音に着地していて、これは文化の接触ではなく音響的な単純さで説明されるのが普通です。カントリーやロックのリードもここに住み、讃美歌や童謡の多くもそうです。ジャズでは密なハーモニーに対する息抜きとして意図的に使われます。
属していない和音の上でも働きます。和音の5度や9度から弾けば上部構造が得られ、どの音もぶつかりません。安全な五音を出ないまま色を足す常套手段です。
取り違えと隣
よくある誤りは、これを初心者向けの簡略メジャーだと思って卒業してしまうことです。縮めたメジャースケールではなく別の響きであり、二度分の空白こそが材料です。歩かずに跳ぶ旋律はその空白から生まれます。
最も近い隣はマイナーペンタトニック、同じ音で家が違うだけです。メジャーペンタトニックに短3度を足せばメジャーブルーススケールになり、この音階に欠けている緊張がそこで戻ってきます。
よくある質問
メジャーペンタトニックとは何ですか
メジャースケールから第4音と第7音を抜いた五音です。1 2 3 5 6、Cなら C D E G A。
なぜ何を弾いても合うのですか
半音が無いので解決を強いられる音がなく、トニックの和音とぶつかる音もありません。
マイナーペンタトニックとの関係は
同じ五音で始点が違うだけです。Cメジャーペンタトニックと Aマイナーペンタトニックは構成音が同一です。
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