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ビバップ

このファミリーのスケール:4

ビバップスケールは、七音の音階に半音の経過音を一つ加えて八音にしたものです。加える目的は色ではなくタイミングです。八分音符を続けて弾くと八音がちょうど一小節に収まり、コードトーンが毎回強拍に戻ってきます。

八音、その裏にある計算

七音の音階を八分音符で弾くと位置がずれていきます。最初の音は拍に乗りますが、二小節目にはコードの3度が裏拍に来て、ラインの輪郭がぼやけます。経過音を一つ加えると計算が合います。八音がちょうど一小節を埋め、どのコードトーンも同じ拍の位置に戻ります。

考え方はこれだけで、だからこそこの音階は八分音符が途切れない語法にしか存在しません。加えた音に和声上の役割はありません。大事な音を耳が待っている場所に置くために存在します。リズムの問題を音高で解いているわけです。

四つの音階と、加える位置

ビバップ・ドミナントはミクソリディアンに長7度を、♭7度と主音のあいだへ加えたもので、最もよく使われます。ビバップ・メジャーは5度と6度のあいだに♯5度を加えます。ビバップ・ドリアンは♭3度と4度のあいだに長3度を置き、マイナー系の変種も同じ理屈で経過音を配置します。

いずれの場合も加えた音は全音離れた二つの音のあいだに入り、つねに弱い音のままです。居場所は裏拍、動いている最中です。そこへ着地して伸ばすと効果は逆になります。ラインはビバップではなくなり、理屈のついた間違いのように聞こえます。

名前は後からついた

パーカーもガレスピーもビバップスケールで考えてはいませんでした。この用語は1970年代に教育者、とくにデイヴィッド・ベイカーが導入したもので、演奏家が耳で行っていたことを後から記述したものです。使ううえでこの点は大事です。音階は習慣の記述であって、習慣を生んだものではありません。

限界もそこから来ます。本物のビバップのラインは、この音階とともにアルペジオ、囲み込み、両側からの半音アプローチ、引用を使います。八音音階だけで組み立てたソロが練習曲に聞こえるのは、語彙がそこではなかったからです。音階はその中の一つの習慣にすぎません。

練習のしかた

各小節をコードトーンから始め、八分音符を八つ、音階を下りて弾いてください。次は3度から、5度から、7度からです。コードトーンが一拍目、二拍目、三拍目、四拍目に落ち続けていれば経過音の位置は正しく、落ちなければ間違っています。ここではその確認だけで足ります。

続けてツーファイブワンに移します。Ⅱでビバップ・ドリアン、Ⅴでビバップ・ドミナント、Ⅰでビバップ・メジャー、止まらずに八分音符で通します。三小節やれば、この系統全体が何のためにあるかが分かります。語法の音はそこに宿っています。

ジャズの外でも役に立つ理由

仕組み自体はビバップのものではありません。均等な分割が続くどんな様式でも同じ位置ずれの問題が起こり、同じ解決が効きます。経過音を足し、強拍をコードトーンで埋めることです。速いロックのラインを弾くギタリストは独自に同じ結論に達し、たいてい別の名前で呼んでいます。

この理解はふつうの音階練習も変えます。音の高さより小節内の位置のほうが働きを決めると一度聞き取ってしまえば、拍を見ずに音階を往復することは練習と感じられなくなります。

よくある質問

ビバップスケールとは何ですか

七音の音階に半音の経過音を一つ加えた八音の音階です。コードトーンが強拍に来るようにするための工夫です。

いちばんよく使うのはどれですか

ビバップ・ドミナントです。ミクソリディアンの♭7度と主音のあいだに長7度を加えます。

ビバップの演奏家はこの音階で考えていたのですか

彼らはフレーズを弾いていました。用語は1970年代に教育者が後から名付けたものです。

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